歯科用ディスプレイとは

歯科用ディスプレイとは、歯、骨、神経、軟部組織のレントゲンなどの歯科画像の表示用に設計された、医療グレードの高輝度モニターを指します。歯科用ディスプレイは、口腔内や顎顔面領域における微細な異常や見えにくい解剖学的構造を、市販の一般向けディスプレイとは比べものにならない画質でより鮮明に表示するため、歯科医による歯科病変の発見が容易になります。歯科用ディスプレイは、クリーニングできるレビュー用ディスプレイや歯科診断専用の高画質ディスプレイなど、さまざまな形状や種類が提供されています。

歯科用ディスプレイが必要な理由

歯科用画像処理の主流がデジタル・ワークフローへと移行するにつれて、歯科画像の品質および一貫性の確保が重要になってきます。歯科用画像処理に関するガイドラインは現在策定中であるため、画質を考慮して設計された特別な歯科用ディスプレイを使用することが欠かせません。画像がシャープで明るくなればなるほど、 診断や治療の精度が 上がります。世界クラスの 画像取得システムがあるのですから、 最高の 医療用ディスプレイと合わせて使用すれば、 歯科画像診断の精度が上がるはずです。

歯科用ディスプレイ (左) に表示されている画像は、非医療用の消費者向けディスプレイ (右) に表示されている画像と比較すると、コントラストが際立ち、細部まではっきり表示されている。

歯科の専門分野

一般歯科

一般歯科で使われる歯科用ディスプレイでは、解剖構造のわずかなディテールの可視性が向上しています。歯科用ディスプレイには保護カバーも付いており、アルコール性洗剤で簡単に清掃できるので最適な衛生を保つことができます。

歯内治療

歯肉組織、皮質骨、髄質骨、単独で存在すべき根元の深部など、極細部の可視化が必要になってきます。歯科用ディスプレイがモノクロを完璧に再現し、高輝度、高コントラストの画像を提供することで、歯科医は自信を持って診断を下すことができます。

歯科補綴

インプラント手術は、骨と望ましいプロテーゼとの共局在化を目標に計画されます。こうしたケースには高レベルの視覚精度が求められます。歯科用ディスプレイは、無歯顎部位の信頼性の高い 3D 画像を提供して、骨の質、量、解剖構造を確実に評価できるようサポートします。

矯正歯科

パノラマ画像を表示するのに高解像度ディスプレイに勝るものはありません。歯科用インプラントの正確な可視化、埋伏歯位置や解剖構造に対する信頼性の高い 3D 評価、TMJ 評価、矯正外科治療計画表用の画像をすべて、真の 1:1 で細部まで正確に表現できます。

歯周治療

歯槽骨の経時的な退行の検出や骨欠損を判定する 3D アーキテクチャなど、イメージングに関する独自の課題もあります。歯科用ディスプレイを使うことで、小さな変化も簡単にすばやく識別できます。

口腔外科および顎顔面外科

形成再建外科、顔面・顎の再建、さらには抜歯に必要となる画像のディテールを表示するには、高解像度かつ高輝度の歯科用ディスプレイを使って、安心できる正確な CBCT 画像の解釈を実現するよりほかに方法はありません。

結論

歯科用ディスプレイは診断だけでなく歯科用画像のレビュー用にも使用することができます。歯科レビュー用ディスプレイは通常清掃可能なデザインで、患者近傍での使用に最適な衛生と安全を確保できます。歯科診断用ディスプレイは高解像度かつ高コントラストの画像を提供して正確な診断をサポートできるよう設計されています。その統合された画像品質と一貫した技術により、歯科診断用ディスプレイは重要な構造を余すところなく可視化することで、患者にとってより良い結果をもたらす正確な治療計画を立てられるよう手助けをします。

さらに興味がある場合

Barco の歯科用ディスプレイ製品ラインナップの紹介はこちら