Sep 15, 2021

バーチャルリアリティーとそのビジネスの可能性

3d-visualization 2 分で読了 last updated on: Dec 22, 2021

バーチャルリアリティー(VR)は、長い間、ゲームの世界だけの道具と見なされてきました。しかし近年では、建築、エンジニアリング、建設業界、研究およびトレーニング環境、自動車業界などのプロフェッショナルな用途でこのテクノロジーが普及してきており、VR業界は成長を遂げようとしています。世界中のメーカーを対象に行われたCapgeminiによるこちらの調査によると、インタビューを受けた人の80%以上が、2023年までに自分の組織でVRが主流になると答えています。このような新しいビジネス用途でVRを使用するメリットを見てみましょう。

インタラクティブな営業提案 

バーチャルリアリティーでは、新しい空間の中にいる感覚をきわめて忠実に再現できます。この力こそが、略図や予備的なモデルなどの従来のビジュアライゼーション手法と異なる点です。
VRツールを使用すると、製品やデザインをよりリアルに見込み顧客に伝えることができます。つまり、VRはマーケティングに適したツールなのです。没入感が得られるため、話に説得力を持たせたり、競争優位性を強調したりできます。

キッチンを販売しようとしているとき、顧客が食器棚の扉の色に疑問を持ったとしましょう。そのような場合も、わずか数秒でカスタム色の調整ができ、お客様はすぐに新しいデザインを確認して体感できます。

また、適切なツールを使用することで、大規模なプロジェクトや新しいリゾート地などの不動産の建設にも対応できます。3Dビジュアライゼーションにより、関係者の意思決定にかかる時間を短縮し、販売やアップセルがしやすくなります。


没入感のあるVR環境は、企業にとって素晴らしいマーケティングツールになる可能性があります。

効率アップのためのVR

スケールモデルを使用した従来の設計方法は時間がかかり、2Dモックアップも完全な代替案にはなり得ません。また、頭の中で2Dのソースを3Dのビジョンに変換することは、必ずしも容易ではありません。VRを使用すれば、3Dによる没入感のあるイマーシブなコラボレーション環境で設計について直接話し合い、デモンストレーションを行うことができるため、反復作業や、会議、メールの数を減らすことができます。

メーカーは、実際に生産する前に、仮想的に更新を適用したり、変更点を視覚化したりすることで、生産前のさまざまな意思決定段階で時間を節約できます。予測可能性の向上とコラボレーションの改善は、効率的なパフォーマンス、市場投入までの期間の短縮、迅速なプロジェクトの完遂につながります。たとえば、Bugattiは、2019年に最新の高級車の設計にVRを使用したところ、設計時間を3分の1に短縮できたと報告しています。

さらに、VRはビッグデータを可視化して業務効率を高めることもできます。イマーシブテクノロジーの機能とVR調査により、複雑な3Dデータセットのインサイトや分析結果を迅速に獲得できます。

時間の節約=費用の節約

頻繁な設計変更やミスは、コストの増加につながります。バーチャルリアリティーシステムの導入は、プロトタイプの評価や開発プロセスの効率化につながる有効な投資です。
たとえば、BMWのエンジニアとデザイナーは、VRを使用して、物理的なプロトタイピングを行わずに、車を組み立てたときの外観をテストしています。これにより、エンジニアリングコストが大幅に削減されます。また、VRでインサイトを得ることで、廃棄物や物理的なテスト材料のコストも削減できます。

さらに大きな視点で考えると、たとえば新しいジェットコースターの設計では、さまざまな理由(時期や資金など)でモックアップを作成することが事実上不可能な場合に、3Dモデリングとシミュレーションによって間違いなく付加価値がもたらされます。

 
VRは、自動車業界の市場投入までの期間、廃棄物、プロトタイピングコストを大幅に削減できます。

安全を第一に考える 

VRは、危険が伴う業界でのトレーニング体験にも利用できます。現実に最も近い状態で効果的な体験型トレーニングを行い、定着率を高めることができます。従業員は、厳しい状況下での判断力を身に付けたり、イマーシブなシミュレーションによって物理的に安全な方法でリスクの高い保守作業のトレーニングを受けることができます。実際、従業員の怪我が大幅に減り、トレーニング中や仕事中の事故に関連するコストも減るため、安全性の側面を見ただけでもVRには投資する価値があると言えます。


トレーニング体験に関しては、VRが最も現実に近い状態を実現できます。(出典:Deloitte Digital Reality GrabNGo 2019)

グループVR

VRテクノロジーは、緊急対応訓練に非常に役に立ち、設計やモックアップのツールとしても多くの場面で有用であることがすでに証明されています。前述のCapgeminiのレポートによると、すでにVR(またはAR)を導入している調査対象企業の82%が、当初の期待を上回る運用上のメリットがあったと回答しています。皆さまもVRへの切り替えを検討されてはいかがでしょうか。
多くの企業は、ヘッドマウント式デバイス(HMD)を使用してVRの最初の一歩を踏み出しています。HMDを使用すると、比較的簡単に低コストで仮想環境のメリットを得ることができます。ただし、HMDの欠点として、利用できるのが 1 人だけであることが挙げられます。このような欠点に対処するために、BarcoはグループVRシステムの活用を推進しています。次回のブログ記事では、グループVRの利点をご紹介します。 

Barcoのソリューション

プロフェッショナルグループが抱える、3Dビジュアライゼーションのあらゆるニーズに合わせて、BarcoはさまざまなグループVRソリューションを提供しています。ラインナップは、汎用的な従来型ソリューションであるPowerwall、高い柔軟性を誇るCanvas、徹底した没入型体験をお届けするCAVEなどです。3D対応のプロジェクター、コーティングが施されたスクリーン、LEDディスプレイ、スクリーンマネジメントなど、さまざまなコンポーネントを選択できます。

 

BarcoのPowerwallsは、幅広い可能性を提供する大型のディスプレイウォールで、用途に応じて必要なソリューションを正確に実現できます。ユーザーがすべての設定を定義でき、投影をフロントとリアのどちらにするか、プロジェクターをシングルまたはマルチのどちらにするかなどが選択できます。

 

 

BarcoのCanvasは会議室向けに設計された初のバーチャルリアリティー(VR)ソリューションです。3つの投影面で構成されており、それぞれのビデオウォールに135°の角度が付けられています。通常の会議はもちろん、一般的な3Dメガネを使用してグループVRにもご利用いただけます。 

 

 

Cave型ディスプレイは、複数の面で構成されるイマーシブ環境で、高い没入感を実現します。BarcoのCave型ディスプレイは、2~6面のあらゆるサイズのスクリーン構成にカスタマイズできます(こちらのブログ記事で、建設業界のCaveソリューションを紹介しています)。

 

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