直感的なワークフローツール

作業の無駄を省き、よりスマートに
診断では限られた時間で数多くの症例をこなさなければならず、作業が複雑となる場合があります。そのため、メディカルディスプレイは単にデジタル画像を表示するだけのツールではなく、快適な作業を実現するパートナーとして活躍するアクティブなツールである必要があります。Barcoの直感的なワークフローツールは、まさにこの目的のために開発されました。
Barcoの高性能メディカルディスプレイコントローラーを備えた直感的なワークフローツールは、Barco製の放射線、マンモグラフィー、病理、臨床レビュー画像、歯科用ディスプレイに取り入れられています。
これらのツールは、作業における集中力、柔軟性、快適性を高めるよう設計されています。お好みに応じて、利用する機能や利用方法を選べます。無駄を省き、よりスマートに作業しましょう。
パンフレットをダウンロード クイックスタートガイドをダウンロード
フォーカス
重要な細部に集中できるよう特別にデザインされた各種ツールで、フォーカスを絞りましょう。見たい部分を見やすくする一方、現時点で確認する必要のないディスプレイや領域を暗くすることもできます。大事なポイントだけを、はっきりと確認できます。例として、SpotViewTMを利用すると、読影時間が減少することが実証されています。
1Krupinski, E. (2018).ディスプレイの輝度を上げることで、デジタル マンモグラフィの放射線量を減らします。SIIMの議事録 2018年
SpotView
SpotViewを利用すると、画像内で評価対象外の部分を暗くする一方で、評価対象の部分のコントラストを高められるので、読影に集中できます。SpotViewは小児の四肢や乳房内の石灰化、胸部の読影に特に有用で、画像内の微妙な変化を分析するのに役立ちます。SpotViewは、ホットキーか、互換性のあるディスプレイで使用できるBarcoタッチパッドで有効化できます。
SpotView Mag
SpotView Invert
SpotView Align:バー
SpotView Align:「v」字型
SpotViewの詳細を見る
DimView
DimViewを使用すると、患者の診療内容一覧や指示事項を表示しているサブディスプレイを自動的に暗くできます。こうすることで、読影中に周囲の光を抑えられるので、診断用ディスプレイを集中して見ることができます。カーソルが表示されていない間に自動的に暗くするディスプレイをどちらにするか、選択できます。各ディスプレイを個別に暗くしたり(DimView)、サブディスプレイすべてを同期させて暗くしたり(DimView Link)できます。
I-Luminate
I-Luminateを使用してディスプレイの明度を上げ、細かい部分を見つけやすくすることができます。I-Luminateは、ボタンを押すかキーボード操作で、オンとオフを切り替えます。
FocalPath

柔軟性
ユーザープロファイル
お好みの設定に基づいて、カスタムプロファイルを作成できます。モダリティやユーザーごとにプロファイルを設定できます。また、プロファイルは簡単に切り替えられます。ユーザープロファイルを設定することで、レントゲン画像には低輝度、マンモグラフィー画像には高輝度といった形で、画像タイプに応じて環境を素早く切り替えられます。
同僚とディスプレイを共有している場合には、各自の好みに応じてプロファイルをパーソナライズできます。カスタマイズしたワークフローツールの設定はユーザープロファイルに保存して、他のシステムと連携することも可能です。
VirtualView
VirtualViewを使用すると、ディスプレイを追加することなく、画面上にスペースを確保できます。バーチャルディスプレイを簡単に作成して、ナビゲーションヘッドとして使用したり、ディクテーションなど他のソフトウェアに使用したりできます。VirtualViewは、既存のPACSソフトウェアアプリケーションに対応できるよう慎重に設計されています。バーチャルディスプレイの位置を設定すると、カーソルを対象の領域上に置いた際にバーチャルディスプレイが表示されます。このウィンドウは、ホットキーで有効化したり非表示にしたりできます。
アプリケーションアピアランスマネージャー
診断用ディスプレイで文書や電子メールを表示したり、診断用以外のアプリケーションを使用する際には、輝度が高くなくてもよい場合があります。実際、輝度が不必要に高くディスプレイが明るすぎると、目が疲れる恐れがあります。アプリケーションアピアランスマネージャー(AAM)を使用すれば、必要なアプリケーションには診断用の輝度を十分に維持しつつ、特定のアプリケーションを表示するウィンドウに低めの輝度や別のカラープロファイルを設定できます。
無色ベース/ブルーベース
希望の色合いで画像を表示。ブルーベースにトグルスイッチを設定すると、白色点の色温度が高くなり、色相がマンモグラフィー画像に従来使用されてきたブルー寄りになります。マンモグラフィー以外の用途でも、ブルーベースを活用することで画像に集中しやすくなります。一方、ディスプレイを無色ベースに設定して、ホワイトとグレーのより自然な色合いで画像を見ることもできます。
ディスプレイパーティショナーとSingleView
SingleViewを使用すると、?
この機能により、画像を壊すことなくスクリーン中央に配置できるため、デスクトップをより柔軟に使いこなすことができます。ディスプレイパーティショナーはそれとは逆に、画面上で1つの入力ソースを2つに分割することができます。
カンファレンスCloneView
カンファレンスCloneViewは、多職種連携のチームミーティングで視聴側と画像を共有するのに最適です。カンファレンスCloneViewを使用すれば、プロジェクターなどを通してもピクセルの精度を損なうことなく高品質のイメージをクローン表示できます。インターフェイスは高速かつシンプルに設計されており、ワークステーションからログオフしたり再起動した後も、コンフィグレーションが維持されます。出力ディスプレイコントローラー3、4ポートを使って、2つの画像を1つの投影画像として結合できるので、並べて比較することが可能です。さらに、投影された画像を拡大もできるので、見ている人たちが細部に集中しやすくなります。
快適性
SmartCursor
PACSワークステーションで異なる解像度のディスプレイを使用すると、ディスプレイ間でカーソルを移動しにくくなることがあります。SmartCursorは、隣接するディスプレイ上の正確なスポットにカーソルをマッピングすることでこの問題を解消するので、ややこしいカーソル操作(と苛立ち)のために時間を無駄にすることなく済みます。
FindCursor
読影コンフィグレーションの多くは複数のディスプレイで構成されており、カーソルを拡張されたデスクトップ領域で動かすと消えてしまうことがあります。FindCursorを使用すると、プログラム可能なホットキーを長押しするだけでカーソルの場所が明るい円で示されるので、すぐに見つけられます。
スクリーンショット

FilmClip
評価中の症例に関する過去の検査画像がデジタル化されておらず、机上のフォルダーの中に入ったままという状況は、放射線科医であれば誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。ライトボックスが手元にない場合や、アナログ画像とデジタル画像を比較する必要がある場合は、作業が難かしくなりがちです。FilmClipを使用すれば、ディスプレイ画面の一部を明るくして、その光を覆うようにフィルムを磁気クリップに差し込むことができます。こうすることで、ディスプレイ上でデジタル画像の横に並べたフィルムを読影できます。ライトボックスはさまざまなサイズに調整できます。
SoftGlow
ワークステーションを取り巻く周囲光を完全にコントロールできます。SoftGlow搭載のディスプレイを使用することで、ディスプレイから調節可能な光源が2つ得られます。一方がディスプレイ背後を照らし、他方がディスプレイ手前のスペースを照らすようになっているので、手元の資料が読みやすくなります。この照明を活用することで、明るいディスプレイと暗い室内を交互に見る際に生じる目の疲れを抑えることができます。どちらか一方を点灯することも、両方を同時に点灯することもできます。お好みに応じて、明るさを調節できます。

Barco高精度タッチパッド

Barcoの高性能メディカルディスプレイコントローラーについて
PACSで使用するワークステーションに求められるパフォーマンス、耐用年数、ワークフローサポートをすべて備えた、BarcoのMXRTメディカルディスプレイコントローラーシリーズ。新たなレベルの画像診断を実現します。
従来のモデルより高いリフレッシュレートと解像度をサポートし、プロトコルおよびモダリティにおける要件の高度化に対応しています。
さらに、強力なグラフィック処理エンジンにより画像の読み込み速度も向上。ワークフローの効率を改善します。


MXRT-x700シリーズは、長期にわたる可用性と優れた耐用年数を重視したモデルとしてリリースされました。
堅牢なハードウェアコンポーネントを採用し、発熱制御の最適化に配慮して設計された同シリーズは、24時間無休で長期間運用する際の課題をクリアしています。
可用性の面では、5年間の保証が付帯するほか長期間にわたる機器管理のニーズにも対応、システムの頻繁な再設定も必要ありません。
Barcoの診断用ディスプレイシステムと組み合わせることで、医療現場で求められる性能とサポートが実現できます。
Barcoのメディカルディスプレイコントローラーをチェック