全体像を把握し詳細情報に基づいて対応する

BarcoのOpSpaceは、オペレーターデスク上の複数のディスプレイから構成された単一のワークスペースを構築する、業界初のパーソナルワークスペースです。これにより、異なるセキュリティクリアランスや責任上の懸念がある複数のネットワーク上のクライアントを表示、監視し、対話することが可能になります。すべての関連情報は、たった1つのマウスとキーボードを使用した、単一のピクセル空間内で参照または操作できます。これにより、オペレーターは情報の中心に立つことができ、すべてのデータを簡単かつ自由に取得できるようになります。

常時確実にソースを管理

OpSpaceを導入することで、画面上もデスクの上もすっきりと整理してワークフローを簡素化できます。Barcoのオペレーターワークスペースソリューションは、すべてのアプリケーションを単一のワークスペースに統合するため、ワンクリックで任意のアプリケーションを表示でき、画面操作の時間を短縮できるとともに、全体の状況をより的確に把握できます。しかも、操作に必要なキーボードとマウスは1セットのみです。アプリケーション環境を従来のものから最新の環境へ移行する際は、両方のシステムを同じ画面に表示できるため、新しい作業手順に慣れるまでの期間に便利です。  

将来の変化にも対応できる柔軟性

OpSpaceは、ソースとネットワークの種類に依存せず、標準のネットワークプロトコルを使用します。そのため、ワークフローへの新しいアプリケーションの追加が容易です。環境のモダン化のためのプロジェクトの際もシンプルさを維持し、ワークスペース環境に新しいシステムとレガシーシステムを簡単に追加できます。  

安心の作業環境を提供

Barco OpSpaceワークスペースソリューションは、コントロールルームでの使用に最適化して設計されており、クリティカルな環境における24時間無休での運用に求められる高い品質水準をクリアしています。またインストール、保守、アップグレードも簡単です。複数のセキュリティドメインにわたるホストへのセキュアなアクセスが可能なほか、分離されたITおよび運用のネットワークからの情報を同じピクセル空間に表示できます。こうした機能により、より高いレベルのセキュリティを維持し、不正なアクセスやデータ転送を防止できます。 

OpSpaceの特長

• 単一のピクセル空間
• 異なる複数のソースとネットワークからの情報を統合して表示
• 「ワークエリア」コンセプト
• すべてのアプリケーションがオペレーターの目の前にあるワークエリアにコピーされ、最適な概況を提供
• タスク指向の直感的なユーザーインターフェース
• クリティカルな状況で時間の無駄を確実に排除
• 1セットのキーボード／マウス／オーディオ
• すべてのソースでシームレスな制御が可能
• あらゆるレベルのセキュリティ
• 複数のセキュリティドメインにわたるあらゆるアプリケーションへの安全なアクセス
• より少ない機器でワークスペースを操作
• 極めて低遅延の仮想環境

OpSpaceエコシステム

OpSpaceはソフトウェア コンポーネントとハードウェア コンポーネントの両方で構成されています。使用されるハードウェア コンポーネントは次のとおりです。

• 必須：
• OpS-110 または OpS-220: ソリューションのディスプレイを駆動するために必要なデコーダー。
• オプション:
• ハードウェアサーバー: 完全な仮想環境を使用しない場合に必要
• ハードウェアエンコーダー: ネットワーク上で追加のソースが必要な場合
• メディアゲートウェイ: カメラ統合に使用