™projectiondesignによる「X-PORTモジュール設計」はBarco独自の設計思想で、技術の進化に伴って購入した製品が陳腐化してしまうという事態を避けることができます。最高水準の画質を維持しつつ、新しい機能が必要になったときだけ簡単にアップグレードさせられるのが特長です。
いま製品お買い求めいただいても、将来の新製品登場に伴って旧世代化する心配がなくなります。欲しい機能だけをアドオンするように拡張していくことができるのです。
™F35、FL35、Optix 3Dシリーズのプロジェクターは、この「X-PORTモジュールベース」システムを採用したことで、簡単に新機能をアドオンすることができます。既に設置・導入・稼働している映像システムであっても、後から登場した新機能をオプション選択によって追加するかのように、現有機器を強化・発展させてくことが可能です。これは予算や稼働スケジュールといった限られたリソースを効率的に運用する理想的なシステムと言えます。多様なアプリケーションに対応していますので、3次元VR、デジタルサイネージメディア、エンターテイメント、アトラクション、トレーニング、シミュレーション、科学研究用の映像システム、企業用のAV設備など、異なる分野の技術要件を求められても、すべてを満たすことのできるソリューションとして設計されています。
X-PORT™とは?
X-PORT™ はプロジェクターの背面に簡単に収容可能な、小型モジュールユニットを追加することで機能を拡張できるシステム構造です。このユニットには「プロジェクターとのインターフェースを担う機能」と「画像処理を担う機能」の両方が、それぞれ内蔵されていますので、ユニット単体を追加するだけで欲しい機能のアドオンが完結するようにデザインされています。「X-PORT」テクノロジーなら、プロジェクター本体を買い替えたり、既に設置・導入されているシステムの一部を入れ替える必要がなく、小さなモジュールユニットを接続するだけで、もともとそのプロジェクターには備わっていなかった新機能をオプションのような形で拡張していくことができます。既に導入してしまったプロジェクターや周辺機器の入れ替えが発生して、投資が無駄になってしまうということもありません。初回導入時のコストを抑えて、稼働状況に応じて新機能を拡張していくといった実用的な投資も可能になります。
X-PORT導入のメリットは™?
- 既に設置・導入が済んで稼働しているシステムや機器を入れ替える必要が生じて、購入した機器が無駄になってしまうということがありません。欲しい新機能だけをオプションを選択するかのようにアドオンしていくことできます。
- 実用上のニーズに合わせて簡単にモジュールを交換することができますので、現場ごとに必要となる機能が異なる場合でも、パズルのように機能を組み合わせてシステムを可変させることさえ可能になります。
- つまりプロジェクター本体が新機種の登場によって旧式化することを防ぎ、欲しい機能だけをアドオンすることで、常に最新テクノロジーを搭載した状態に保っておくことができるようになるのです。技術進歩の早い潮流の中で、「いま買ったソリューションが来年には陳腐化しているかもしれない」といった事態に腐心する必要もなくなります。
- 欲しい機能だけを購入すれば良いので、低コストで最適なシステムを実現する最も効率的な手法ではないでしょうか。これこそがBarcoが突き詰めた究極のソリューションの姿です。
™X-PORTモジュールを組み合わせて「あなただけのソリューション」を実現
ニーズに合ったX-PORT™モジュールを選択するだけですので、とても簡単です。インターフェース規格が共通化されていますので、変換ユニットやコンバーター、エクステンダーを間に挟むといった手間が不要で、「プラグアンドプレイ」のように接続してすぐにお使いいただけます。
X-PORT™DCC 120(デュアルチャンネルコンバイナー)
- プロジェクター背面に取り付け可能なプッシュイン方式の小型モジュールユニットです。
- 「パッシブ3D映像」から「アクティブ3D映像」への切り替えを可能にします。
- 左チャンネル・右チャンネル(L/R)を切り替えながら送信するのではなく、1フレームを構成するL映像・R映像をシングルストリームの信号として送信します。120Hzの3Dストリームに変換してくれるユニットです。
- デュアルヘッド信号を単一フレームの120Hzストリームに変換します。
- projectiondesignのX-PORT™は、HDMI 3D、3G-SDI、DisplayPortと組み合わせることが可能です。
X-PORT™ HDMI 3D(2013年第1四半期より利用可能)
- プロジェクター背面に取り付け可能なプッシュイン方式の小型モジュールユニットです。
- 2系統用意されているHDMI 3Dコネクタはそれぞれ、HDMI1.4準拠のほぼすべてのフォーマットと機能をサポートしています。*
- 独自の画像処理技術を駆使して可能な限りの最高画質を維持・生成するようにシステム内での信号処理を行っています。また入力信号の種類を識別し、標準フォーマットのみならず、広範な非標準フォーマット信号からも変換することができます。
- Barcoの最新技術によって最大120Hzの3D映像と標準のBlu-ray 3D規格を含む、ほぼすべての3Dフォーマット*に対応し、ハイクオリティな3D映像体験を提供します。
- またアダプティブ(適応型)フレームレート制御機能が搭載されており、任意のフレームレートを入力して、それに応じたリフレッシュレートを出力することができます。これにより、さまざまな入力ソースへの対応が可能になりました。
- またBarco独自の「コンテンツ適応型の画像補完」技術を採用しています。これは画像の動きを予測して補完する方式で、モーションアーティファクトを大幅かつ効果的に低減します。
- ™projectiondesignによるX-PORT DCC 120デュアルチャンネルコンバイナーと組み合わせて使用することも可能です。
HDMI 3Dモジュールは以下のフォーマットに対応しています。
フォーマット | HDMI 3D |
720 / 59,94P | ✓ |
720 / 60P | ✓ |
720 / 50P | ✓ |
1080 / 23,98P | ✓ |
1080 / 23,98PsF | ✓ |
1080 / 24P | ✓ |
1080 / 24PsF | ✓ |
1080 / 25P | ✓ |
1080 / 29,97P | ✓ |
1080 / 30P | ✓ |
1080 / 50P | ✓ |
1080 / 59,94P | ✓ |
1080 / 60P | ✓ |
X-PORT™ 3G-SDI
- プロジェクター背面に取り付け可能なプッシュイン方式の小型モジュールユニットです。
- 最大300メートルまでのケーブルが利用可能です。遠距離の伝送ぇも画質劣化はありません。
- 最大2.970 Gbit/sまでの帯域幅に対応しています。
- HD-SDIとの下位互換性を有しています。
- ™X-PORT DCC 120デュアル・チャンネル・コンバイナーと組み合わせることで「アクティブ・ステレオ3D映像」に対応します。
3G-SDIモジュールは以下のフォーマットに対応しています。
フォーマット | HD-SDI | 3G-SDI | 3Dステレオ映像1 |
720 / 59,94P | ✓ | ✓ | |
720 / 60P | ✓ | ✓ | |
720 / 50P | ✓ | ✓ | |
1080 / 23,98P | ✓ | ✓ | |
1080 / 23,98PsF | ✓ | ✓ | |
1080 / 24P | ✓ | ✓ | |
1080 / 24PsF | ✓ | ✓ | |
1080 / 25P | ✓ | ✓ | |
1080 / 29,97P | ✓ | ✓ | |
1080 / 30P | ✓ | ✓ | |
1080 / 50i | ✓ | ✓ | |
1080 / 59,94i | ✓ | ✓ | |
1080 / 60i | ✓ | ✓ | |
1080 / 50P | ✓ | ✓ | |
1080 / 59,94P | ✓ | ✓ | |
1080 / 60P | ✓ | ✓ |
1)DCC 120 X-PORT™ モジュールが必要です。
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